2007年12月03日

直島から見える瀬戸内海の三角形の島

いっぱい撮った写真を中で気になったのが、この三角形の島です。


IMG_1485.jpg


ベネッセハウスのホテルの窓辺や、作品を撮った中にもこの島はありました。


ベネッセハウスのホテルの部屋から。
(左上端)
IMG_1644.jpg


ベネッセハウスのホテルベランダから。
(右端)
IMG_1647.jpg


大竹信朗
「シップヤード・ワークス 船尾と穴」から。
(中央)
IMG_1709.jpg



調べてみると、この島は
「大槌(おおづち)島」
というそうです。

きれいな三角形をしており、自然の作品とでもいえそうな島でした。

この島について調べてみたら、
ちょっとおもしろいこがわかりました。、
この島は香川県と岡山県の県境が通っているんだそうです。

岡山県は玉野市と香川県は高松市に属しています。

香川県と岡山県の県境は基本的に瀬戸内海ですが、2ヶ所、島の中を通っている箇所があります。
県境が通っている島は瀬戸内海ではこの「大槌島(おおづちしま)」と「石島・井島 (いしま)」の2つだけです。



・大槌島の県境に至るまで。
大槌島ではこれは漁業権をめぐり、享保16年(1731)に、島の領有権の問題になりました。
讃岐国(香川県)と備前国(岡山県)の漁民の間で、大槌島の領有権と周辺の漁業権の争いが生じました。
後に幕府の審理が行われ、南町奉行の大岡越前らによって、
「大槌島は中央を境とし、北を備前領、南を讃岐領とする。」
という決定が下されました。このときに定められた境界が、今でも香川県と岡山県の県境となっているのです。
大槌島の境界線は、
中央から手前(南側)は香川県、
中央から向こう(北側)は岡山県になります。
今も大槌島を通る県境には白いペンキが塗られ、島の頂上には県境を示す杭が立てられています。


・イシマの県境に至るまで。
イシマは岡山県では「石島」、香川県では「井島」と表記するんだそうです。
イシマは岡山県玉野市と香川県直島町で、江戸時代に漁師達により漁場の領地争いが起こりました。
その結果、一目で分かるように島を境にしたのです。なので今でも島の中に県境ができたのです。



R0011422.jpg




2つの県にまたがる島、つまり県境の通る島を集めてみました。


○2県にまたがる島

・福井県・京都府
「正面崎(しょうめんざき )」

・兵庫県・岡山県
「取揚島(とりあげじま)」

・岡山県・香川県
「大槌島(おおづちしま)」
「石島・井島(いしま) 」

・広島県・愛媛県
「鳶小島(とびこじま) 」
「瓢箪島(ひょうたんじま)」

・広島県・山口県
「甲島(かぶとじま)」

・徳島県・高知県
「二子島(ふたごじま)」



複数の都道府県にまたがる島は少なく、本州、四国、九州を除き、どれも小島です。2県にまたがる島のうち住民がいるのは石島(岡山県玉野市側)だけです。香川県直島町側の井島は無人です。
また、本州、四国、九州を除く、3都道府県以上にまたがる島はありません。


こんな歴史をちょっと知って瀬戸内海の島々を眺めるのもおもしろいですね。



posted by 直島 at 21:38 | 直島の景色
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